トランプの国債観

ツイッターで、トランプの興味深い発言が回ってきた。

あいつ、選挙中に、「米国債も、アメリカが返済したくなければ払わなくてもいい」とドヤ顔で口走って、わたし全身の血の気が引いたんですが、踏み倒し常習犯のテメーの会社は倒産させて逃げれても、国債ではそれできないということ「すら」どうやらわかってないみたいんですよ。

面白い。選挙中の話ならサンダースはこれを聞いたはずだけど、どう思っただろうか。

アメリカぐらいの強国で、経済も好調で、今後とも最良の人材が集まるだろうと世界中からみなされる国であれば、国債完済はずっと先送りにできる。「払わない」ことはできないかも知れないが、返済不能にはなりようがない。

1月24日付のみずほ総研リサーチで、チーフエコノミストの高田創氏が、トランプ政権の経済効果を試算している。いろいろ他の要因も混ざり合ってくるだろうが、おおむねこの方向と見るなら、1~2年目で、減税効果よりも関税と反移民政策のマイナスが大きく、マーケットが落胆した時が、実は買い時だということになりそうだ。